汗がニオイの原因の一つになっているっていうことは皆さんご存知だと思います。しかし、汗をかいた後にするべきニオイ対策の方法をしっかりやっている人は数少ないんです。
「汗をかいたら拭けばいいんじゃん」とか言っている人は、たぶん会社で周りの人に「あの人臭くね…」っていわれている確率が高いです。
汗は状況によっては一年中かくものです。ということは一年中汗の臭いがする可能性があるんです。
この記事では本当に基本的な汗臭対策である…
- 汗をかいたらすぐに拭く!
- 汗が多いときはすぐに着替える!
え?こんなことって思った人は多いと思ますが、これができている人はほとんどいません。この記事では、汗がにおう理由から汗をかいた後にニオイを最小限に抑える方法をご紹介します。
簡単だからと言ってなめていると、「あのおさんくっせ!」って後ろ指刺されますよ。
汗には「臭い汗」と「臭くない汗」がある!
汗には臭い汗と臭くない汗の2種類があります。臭い汗と臭いくない汗はそもそも出てくる場所も、出てくる原因も違うんです。
- 臭くない汗はエクリン腺から分泌
- 臭い汗はアポクリン腺から分泌
臭くない汗はエクリン腺から
臭くない汗はエクリン腺といわれる汗腺から出てくる汗で、エクリン腺から出てくる汗は体の体温調整を行うために発汗します。生命にもかかわる可能性のある機能なので全身の表皮にエクリン腺はあります。
気温によって暑くなったり、運動して体温が上昇したときなどにエクリン腺から発汗して体温を下げる役目を担っています。
エクリン腺から発汗するのは、「情熱性発汗」「味覚性発汗」と呼ばれ、暑いときや運動したときに体温が上昇した場合や、辛いものなどを食べたときに発汗します。
臭い汗はアポクリン腺から
一方「臭い汗」はアポクリン腺という汗腺から分泌される汗で、体の中ではほとんどがワキの下にあります。その他にはへそや乳輪、肛門付近にも存在しています。この汗はエクリン腺から発する汗とは違い体温調整するためではなく「ニオイを発するため」に存在するんです。
ここから出る汗は俗に言う「フェロモンの一種」といわれていて、太古の昔はこのニオイで人種や異性などを嗅ぎ分けていたとされる説もあります。
アポクリン腺から発汗するときは「精神性発汗」といわれる、緊張やストレスを感じたときに発汗されることが多いです。俗に言う「嫌な汗が出る」ときです。
汗が臭う原因
ここまでで汗には2種類あることがわかりました。エクリン腺から出た汗は臭くないといいましたが、エクリン腺から発汗した汗も実はニオイの原因となるんです。
発汗したときには無臭のエクリン腺から発汗した汗ですが、発汗した汗が皮脂や垢などとまじりあい、それを細菌がアミノ酸を分解するときににおいが発生するんです。このニオイは肌だけで起こるわけではありません。あなたの着ている服からも発する可能性があります。
きれいに洗濯したつもりでも、皮脂や垢などの洗い残しなどがあった場合は汗とまじりあい同じようにニオイが発生します。
一方、アポクリン腺から発する汗には、アンモニア・脂肪・脂肪酸・たんぱく質などが分解されるときに俗に言う「ワキガ臭」が発生するんです。
汗をかいてしまった後の対処法
ここまでくれば汗をかいてしまった後の対処法は大体お分かりですね。そうです。汗をかいてしまったときは汗が細菌に分解されてニオイが発する前に洗い流してしまえば、汗の臭いがしないちょいエロおやじが保たれるんです。
すぐに汗を拭く
エクリン腺、アポクリン腺から発汗した汗はどちらも細菌に分解されるときにニオイを強く発しますので、汗が細菌に分解されてニオイを発する前に拭き取ってしまえばニオイは抑えることができます。
例えば、汗拭きタオルやハンカチでこまめに汗を拭いたりするのが効果的。そして、トイレなどに行ったときに、デオドラントシートなどで肌に残った汗をきれいに拭き取ってあげれば、ニオイの原因となる汗がキレイさっぱりなくなるので、デオドラントシートの効果で良い香りも漂います。
汗をたくさんかいてしまった場合はすぐに着替える
スポーツをした後はすぐにシャワーを浴びたり洗顔をしたりできるのでまだよいですが、営業まわりなどで外を歩き回ったりして汗をたくさんかいてしまったときは、肌に出てきた汗はタオルやデオドラントシートて拭き取れますが、インナーのTシャツなどに吸収してしまった汗はどうしようもありません。
そんな時は、いさぎよく新しいインナーなどに着替える。タオルやデオドラントシートで肌の汗を拭き取ったところで、インナーやシャツに吸収されてしまった汗が細菌に分解されたときにもニオイは発しますのでいっそのこと着替えてしまうことです。
また、ニオイを抑えてくれる素材を使用したインナーなどを着ることも良い方法です。
制汗剤と抑臭剤を使い分ける
これは汗をかいてしまう前の対策ですが、世の中にはたくさんのニオイ対策用品が発売されています。自分の体質や、その日の状況などに合わせてニオイを抑えてくれる「抑臭剤(デオドラント)」や、汗の発汗を抑えてくれる「制汗剤」などを使い分けるのも一つの方法です。
汗がニオイの原因になってしまうので、汗をかかなければニオイが激減する場合があります。汗をかかないように抑制するには制汗剤がおすすめです。
抑臭剤(デオドラント) | 細菌の繁殖を防いでニオイを抑える効果 |
制汗剤 | 肌を引き締めて一時的に汗の発汗を減らす |
汗をかいてしまったときに役立つアイテム
出かけているときや仕事中にも使える、汗をかいてしまったときに役立つアイテムを種類ごとに紹介します。商品を選ぶときは下記項目の成分をチェックするとより効果を得られるでしょう。
使うときは、デオドラントシートでも使う前にタオルなどで汗を拭き取ってから塗ると効果的です。
制汗剤を使用するときも、デオドラントシートや汗拭きシートで汗を拭き取ってから塗らないと意味がありませんので注意してください。
消臭成分 | 柿渋タンニン・緑茶抽出物等 |
制汗成分 | クロルヒドロキシアルミニウム・パラフェノールスルホン酸亜鉛・ミョウバン等 |
殺菌成分 | 銀イオン(Ag+)・塩化ベンザルコニウム等 |
デオドラントシート
デオドラントシートを選ぶときは、アルコール分などが入っていないものを選ぶようにしましょう。アルコール分が入っていると、すーぅと清涼感を得られますが、その時にアルコールと一緒に肌の必要な水分まで飛んでしまうので肌の乾燥がすすみカサカサ肌の原因にもなります。
エージーデオ24 メンズシート フェイス&ボディ(無香性)
キュレル スキンケアシート(赤ちゃんにも使えます)
プラウドメン グルーミングシート
制汗剤ロールオンタイプ
ロールオンタイプの制汗剤は、カバンや会社の机の中にもすっぽり入ってしまうコンパクトさがうり。塗りたい場所にピンポイントでしっかり塗れるのでワキの下などに使用するのがおすすめです。
ギャツビープレミアムタイプデオドラント
デオナチュレ ソフトストーンW
デオウ 薬用プロテクト デカボールロールオン
制汗剤 スプレータイプ
スプレータイプは小さいボトルのものを選んで購入すれば、通勤のカバンにも楽に入ります。スプレータイプはワキの下はもちろん全身に使用できます。
エージーデオ24 パウダースプレー
8×4メン デオドラントスプレー
ギャツビープレミアムタイプデオドラントスプレー
ニオイがでてしまったときにやってはいけないこと
汗をかいてしまったときに絶対やってはいけないことは三つあります。
- 香水などでニオイをごまかす
- タオルなどでゴシゴシ汗を拭かない
- 汗を拭いたハンカチなどを何度も使わない
香水と汗は最悪のコラボレーション
経験でご存知ではあると思いますが、香水では汗の臭いは絶対に消すことはできません。香水は汗の臭いをごまかすものではなく、素晴らしい香りを楽しむものです。
ニオイをごまかすために、大量の香水を振りまき自己満足しているおじさんが今までに周りにいませんでしたか?
そんなイケてないオヤジには絶対にならないでください。
肌に刺激を与えるとオヤジ臭発生の原因に!?
汗をかいたからって、タオルなどでワシャワシャーって顔をこすっているおじさんや、おしぼりなどで顔をガシガシ、首回りをゴシゴシやっているおじさん見たことありますよね?
あのゴシゴシやる行為自体がおじさん臭を発する原因になっているとも知らずに…
肌に強い刺激を与えると、皮膚が肌を守るために「皮脂」を分泌します。この皮脂が多く分泌すると汗などと交わり、細菌が発生しアミノ酸を分解するときにあのいやーなオヤジ臭を発するんです。
確かに夏に熱いおしぼりや冷たいおしぼりで顔を拭くと気持ちがいいですが、ゴシゴシせずに押さえつけるように使うことをおすすめします。
そして、汗を拭いたハンカチやタオルも何回も使うのはお勧めできません。汗を拭いたハンカチも菌が繁殖し分解するときに同じようなニオイがしてきますので、汗をかきやすい人は替えのハンカチやタオルを持っておいたほうが絶対にいいですよ。
まとめ
汗をかいてしまったときは、とにかく汗が細菌に分解される前に優しく拭き取ることが大切ってことがわかりました。
ニオイの発生する原因を知ることで、おのずと対策が見えてくるのでピンポイントで対策ができ効果的です。この記事では、汗をかいてしまった場合の対策方法ですが、体からおじさん臭といわれる加齢臭がすでに発生している場合もあるので下記事を参考に一緒に行うと効果が倍増します。
汗の臭い対策も、加齢臭やミドル臭対策も原因を知ればもう臭いおじさんなんて言われません!どちらもちょっとした意識で大きくニオイに違いを作ることができます。
「そんなことで本当に改善できるの」って疑っている時間があるなら、1,000円出して実際に汗をかいたら汗を拭いてみることをおすすめします。
この小さい一歩から一年後にはあなたはまわりから「ちょいエロおやじがやってきた」とうれしい後ろ指をさされるオヤジに変身していることでしょう。